新年を迎えるにあたり、主要な制作会社やクリエイティブエージェンシーのトップまたは責任者が登場。2023年の戦略や方針、テーマ・重点領域などについて一斉に回答をいただきました。
体験価値をコアに、成果をデザインする
多様化する生活者の価値観や変化する社会の関心ごとを捉えながら、最適な“答え”を提案・実行し成果を生み出すことが要求される時代に突入しました。人々に感動・共感・ワクワクを届けられる体験領域も次世代へアップデートが求められています。体験領域のアップデートにはデジタルテクノロジーやオンラインプラットフォームを駆使した新たなチャレンジが必要です。2023年、我々はオフラインとオンラインを融合させ新しい時代の社会課題や生活者の価値観に即した体験領域におけるクリエイティブ開発に注力したいと考えています。

テー・オー・ダブリュー
代表取締役社長
村津憲一
全員総合プロデューサー化計画
これからのコミュニケーション開発は、クライアントのビジネス・パートナーとしての意識が重要。クリエイター自らがフロントラインに立ち、課題とニーズにきちんと向き合って最適なソリューションを提供する必要がある。そのためにも、CMや動画のみならず、デジタル、テクノロジー、アクティベーションなど、全てにおいて高い知見と経験を持ち、「体験価値」の高いコンテンツ&接点機会を創れる人材でなくてはならない。各々の施策において、企画から実施までを「鷹の目」で捉え、遂行できる「総合プロデューサー」を全員が目指す。
デジタル・ソリューションチームの体制強化
23年度から、グループ内各社に散在していたデジタル・ソリューションチームをADK クリエイティブ・ワンに集約。さらに人材採用、業務提携を積極的に進めることによって強固な体制を構築していく。また、今のクリエイターにはクリエイティブ・テクノロジー、デジタル・ソリューションの知見とスキルが不可欠であること、また、全員が「総合プロデューサー」を目指す観点から、ADK クリエイティブ・ワンの優位性(武器)を...