紙の本に携わる人々の創造性を手元で感じる
世界のブックデザイン2021-22
2022年2月、ドイツのライプチヒで開催された「世界で最も美しい本2022コンクール」。討議は1年ぶりに対面で行われたものの、物流の停滞により本の送付が間に合わなかった国があるなど、パンデミックの影響が残る中での開催となった。
同コンクールの受賞図書とともに、日本の第55回「造本装幀コンクール」をはじめ、ドイツ、オランダ、フランスなどで開催された各国コンクールの受賞図書約160点を展示。会期中は、造本装幀コンクールにまつわるトークショーのほか、美篶堂と本づくり協会による製本ワークショップも開催される。
アルクイン・ソサエティ・カナダ・ブック・デザイン賞 2020&2021 佳作 Julie Flett著 We All Play:kimêtawânaw,Greystone Kids,Vancouver 発行 Sara Gillingham デザイン
オランダの最も素晴らしい本 2021 受賞 Ton Grote 著 Eindhovenseweg 56,The Eriskay Connection,Breda 発行 Jeremy Jansen デザイン
第55回造本装幀コンクール 文部科学大臣賞&日本印刷産業連合会 会長賞 村山純子著・装幀『てんじつきさわるえほん さわってたのしいレリーフブック さかな』小学館 発行
ユニック・デュ・リーブル賞-フランスのベストブックデザイン受賞 Agnès Sire著 Wright Morris.L’Essence du visible,Éditions Xavier Barral, Paris 発行 Line Célo デザイン ©Alexandra Chaize
世界で最も美しい本コンクール2022 金の活字賞 オランダの最も素晴らしい本 2021 受賞 Laurie Cluitmans 編 On the Necessity of Gardening,Valiz collab Centraal Museum Utrecht 発行 Bart de Baets デザイン
世界のブックデザイン2021-22 |
開催中、2023年4月9日まで 印刷博物館[東京・文京区] 10時~18時 休館日:月曜(2023年1月9日は開館)、12月29日~2023年1月3日、1月10日 観覧料:無料 ◇お問い合わせ→印刷博物館 03-5840-2300 ※印刷博物館企画展および常設展にご入場の際は入場料が必要です。障害者手帳などをお持ちの方、および付き添いの方は無料となります。 ※少部数等の理由で入手困難な本があるため、受賞作全ての展示ではありません。 ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための措置として、本に触れる際は、P&Pギャラリー入口で配布する使い捨て手袋を着用いただきます。 ※感染拡大防止のために中止もしくは延期となる可能性があります。なお、開館する場合でも入場制限の措置を講じさせていただきます。
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