PRアワードグランプリ
日本パブリックリレーションズ協会は12月8日、優れたPR活動を顕彰する2022年度「PRアワードグランプリ」の受賞作品を発表した。グランプリには富山県朝日町と博報堂のプロジェクト「共助×共創による、これからの公共サービスの実現~マイカー乗り合い交通『ノッカル』挑戦の3年~」を選出した。このほか、ゴールド3件、シルバー3件、ブロンズ8件を決定した。
「ノッカル」は地域住民がマイカーを使ってドライバーとして参加し、近所の住民同士が乗り合いで利用する公共交通サービス。利用者は事前に電話かWeb上から予約し、目的地まで移動することができる。富山県朝日町と博報堂では2020年から、軽自動車を提供するスズキとともに実証実験を開始。翌年10月からは本格運行を開始した。
審査員長を務めた本田哲也氏は「現代日本を象徴する社会課題に対し、博報堂らしい“生活者発想”が発揮された事業開発。地域住民はもとより既存の交通事業者などマルチステークホルダーの巻き込みも成されていた」と講評を述べている。
今回は107件のエントリーがあり、前年の73件から増加。過去最多タイとなった。
●グランプリ
・共助×共創による、これからの公共サービスの実現
~マイカー乗り合い交通「ノッカル」挑戦の3年~(01)
/富山県朝日町+博報堂
●ゴールド
・クックパッド ウクライナ人道支援
「#powerofcooking私たちは料理でつながろう」プロジェクト(02)
/クックパッド