日本マクドナルドは10月18日から、「マックTHEチキン ガーリックペッパーの一撃」の発売に先がけテレビCM放映を開始した。初めて同社のCMに出演する岡田准一がカウボーイに扮し、その魅力を伝えている。
マクドナルドの「王道感」を表現
日本マクドナルドは10月19日から、新商品「マックTHEチキン ガーリックペッパーの一撃」の販売を開始した。他社も含めチキンのメニューの種類が増える中、広告を通じて独自の世界観を確立することで差別化を図っている。
「チキンの味のおいしさを伝えることは前提として、そこに世界観を付加して楽しんでもらおうと考えました。そのため、ネーミングは『ガーリックペッパーの一撃』とインパクトや勢いのあるものに。またマクドナルドの王道感を増幅させる、堂々とした佇まいで登場させています」と語るのは、電通のクリエイティブディレクター 佐藤雄介さん。イメージしていたのは、テーマパークなど非日常を楽しめるような場で食べるチキン。シズルカットとの相性の良さなどから、「西部劇」をベースに世界観を組み立てていった。
テレビCMでは、岡田准一が雨に打たれたり馬に乗ったりと迫力あるシーンがテンポよく切り替わる。その真剣な表情とコミカルな演技が見どころだ。撮影では、ロケーションにこだわり、さまざまな画を用意した。「テレビCMには“テレビのロードショー番組で放送される映画の予告編”のようなテンポ感を取り入れました。“映画館で流れる映画の予告編”はシーンをつないでいく長めの内容が多いですが、テレビの場合は短い時間でナレーターが次々とシーンを紹介していきますよね。このイメージで、短時間で情報を多く詰め込んだ映像に仕上げました」(佐藤さん)。
世界観のこだわりは、カウボーイの衣装や腰にチキンを収納するためのチキンホルダーといった小物のディテールにまで及ぶ。「テレビCMと一緒にグラフィックも撮影し、今までに見たことのないような岡田さんの見え方を追求しました。ファンの方からもかなり反響があり嬉しかったです。パンチのある商品なので、とにかくパンチのある広告に...