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セレクト10

レター/アート/プロジェクト「とどく」展 ほか今月の展覧会

デザイン・アート・広告賞 今月の展覧会&コンペティション

Who the Bær

Who’s in Japan? (Prada Aoyama)
2022,Charcoal,pastel and paper collage,100 x 70cm,Courtesy of the artist



Who the Bærはおとぎ話や空想文学、アニメ、テーマパークの世界観をインスピレーションにサイモン・フジワラが生み出した漫画のキャラクター。

Whoはまだしっかりとした人格や性格ができていないようで、特定のアイデンティティもジェンダーもセクシュアリティもない。そして明確なデザインさえもないようだ。

Whoは自らが創り出した、作りかけの存在なのである。Whoは自分がイメージであることだけは理解しており、イメージの「Who ニバース(Whoの世界)」を巡りながら自分は何者なのかを探っていく。

Who the Bærの世界はフラットなオンラインの画像の世界だが、無限の可能性を秘めている。

Who the Bær

プラダ 青山店 5階
開催中、2023年1月30日まで
会期中無休
お問い合わせ→ 0120-45-1913

レター/アート/プロジェクト「とどく」展



3年間の「レター/アート/プロジェクト『とどく』」の集大成となる展覧会「とどく」を開催。本プロジェクトは、2020年からスタートし、手紙やはがきやビデオレターなど、直接顔を合わせることのないメディアを通じ、「今ここにいるわたし」と「今ここにいないあなた」が繋がるアートプロジェクトである。

現代アートの分野で活躍する3人のアーティストが、多様な背景を持つ人々と協働しながら、コミュニケーションのさまざまな形を模索してきた。時や距離そしてそれぞれの境遇を超え、互いの異なる想い=アートが「とどく」、その邂逅の瞬間を見ることができる。

レター/アート/プロジェクト「とどく」展

東京都渋谷公園通りギャラリー
開催中、12月18日まで
月曜休館
お問い合わせ→ 03-5422-3151

さわれる!建築模型展

©加藤甫



建築模型は、建築物が完成に至るまでの試行や検討のツールとしてはもちろん、建築家自身の思考や表現が凝縮されたものであり、その役割は現在も変化を続けている。

本展ではコミュニケーションツールとしての模型に着目。10月に閉幕した「建築模型展 -文化と思考の変遷-」で展示している作品の一部を入れ替え、新たに体験型の展示として再構成する。模型展示のほか、いつでも模型の制作体験ができるスペースの設置や、期間限定でワークショップイベントを開催。実際に模型に触れる体験を通して創造力を刺激し、建築模型の価値や魅力を知る機会を提供する。

さわれる!建築模型展

WHAT MUSEUM
開催中、11月13日まで
月曜(祝日の場合、翌火曜)休館
お問い合わせ→ info.what@terrada.co.jp

150年後の国宝展 ワタシの宝物、ミライの宝物



現代を生きる私たちが、もう誰も生きていないかもしれない150年後、西暦2172年の東京国立博物館。そのとき、国宝には、どんなモノがあるのだろうか。

本展は、東京国立博物館創立150年を記念し、今から150年後の西暦2172年に伝え残していきたい国宝候補を、その背景のストーリーと共に展示する展示イベントである。

本展では、私たち一人ひとりが大切にしてきた宝物を広く募集。また、私たちの生活に新しい価値観を与えてきた企業の150年後の国宝候補も展示。皆で一緒に未来の国宝候補を考えることで、これまで文化財に触れる機会の少なかった人や、東京国立博物館に来たことのない人にも、その魅力を感じてもらえる新しい機会を創出する。

150年後の国宝展 ワタシの宝物、ミライの宝物

東京国立博物館 表慶館
11月2日~2023年1月29日
月曜(祝休日の場合は翌平日、ただし2023年1月3日は開館)、12月26日~2023年1月1日休館
お問い合わせ→ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

TAKEO PACKAGE EXHIBITION「10年後の紙とくらし」展



紙と人。その幸せな関係はおよそ2000年も前から続く。昨今、私たちの日々の暮らしや働き方は急速に多様化している。これからもさまざまな出来事に対応して、私たちの価値観や行動様式は変化していくだろう。そのとき、紙と人の関係はどのようなものになっているのだろうか。

そこで日用品、化粧品、テクノロジー、衣料品、食品の分野からそれぞれ花王、資生堂、ソニー、ビームス、明治のインハウスデザイナーたちが、ちょっと先の“10年後”の紙と人の関係がどうなっているかを各々の視点から考察。

本展では“少し先の今”の暮らしとそこで使われているであろうさまざまな〈パッケージ〉を2032年の日常の...

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