ぼっち・努力・コピー
コピーライターになるとは1ミリも考えていなかった二十歳の頃。「絶対いやだ!働きたくない!!怖い!社会が怖い!!」などと某ぼっちのようなメンタルで引きこもりニート生活を送っていました。
アコム/1997年
〇C/多田琢
日本食研/1992年
〇C/石井達矢
キューサイ/1990年
小学生の頃の夢は3つあった。1つ目は、「『いいとも』の司会者」になること。2つ目は、「ジャニーズ事務所に入る」こと。そして3つ目は、「ラララむじんくん」になることだった。当時の自分に問い直してみたいが、きっとそれほど影響力があったということだと思う。
「じゃ、地球よってく?」「いいね~」。現金に困った宇宙人が地球にある無人ATMにお金を借りに行くお話。せんだみつおゲームも大流行。「全然ターゲット描いてないじゃないですか!」「伝えたいのはせんだみつおゲームじゃないんですよ、もう!」。今だったら大いに叱られるやつだ。でも子どもというアンチロジカルな生き物の心を刺した。むじんくんという異形の存在。その軽快なコミュニケーションに少年はやられた。人間はロゴスだけで生きてはいないのだ。パトスに響くか。エトスに響くか。その点をおざなりにしてはいけないことを...