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「有明」という場所から日本のエンタメの夜明けをめざす

有明アリーナ/開業告知広告「夜明けろ。」

東京2020大会の会場となった有明アリーナ(江東区)が8月20日、次世代型エンタメ総合施設として開業した。「東京の新たなスポーツ・文化の拠点」をめざす志を伝えるため、8月15日には「夜明けろ。」と題した開業告知の広告が公開された。

「夜明けろ。」というコピーにステートメントを添えたメインビジュアル。

感情に寄り添うコピーとグラフィック

8月20日、有明アリーナは国内初となる「公共施設等運営事業(コンセッション方式)」での運営を開始した。東京2020大会の会場として使われた本施設は、スポーツイベントやライブ・コンサートのための民間の施設として生まれ変わった。

開業告知広告における「夜明けろ。」というコピーは、本企画の指揮を執った電通のクリエーティブディレクター 諸橋秀明さんが考案。「有明アリーナの担当者と議論を重ね、コロナ下で厳しい時間を過ごしてきたエンターテインメントの“夜明け”と、有明という地名が意味する“夜明け”の2つの意味を込めました。」(諸橋さん)。

今回の広告では、有明アリーナの最新鋭の技術や収容規模などのスペックの訴求ではなく「日本のエンターテインメントが再び輝いていく」という志を伝えることを強く意識し、クリエイティブの方向性を定めていった。

シンプルなデザインのグラフィックは全28種類。「夜明けろ。」のコピーとともに、夜明けを表す色とりどりのグラデーションと「有明アリーナ」の建物を象徴する屋根のフォルムを組み合わせた。交通広告として会場最寄りとなる新交通ゆりかもめとJRりんかい線の車内や駅構内のほか、有明アリーナの会場内にも掲出し来場者や出演者の目に触れるようにした。

「ポスターの色は朱色や藍色など日本の伝統色を使っています。“日本にしかない有明アリーナ”ということで、日本らしさを表現しました」と語るのは、電通 アートディレクター 加藤寛之さん。28種類のバリエーションを持たせたのは、見る人それぞれの感情に近い...

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