ものづくりの歴史と哲学、美学の深層に迫る
イッタラ展
フィンランドガラスのきらめき

《パーダリンヤー(パーダルの氷)》タピオ・ヴィルカラ、1960年 ©Design Museum Finland, Photo:Johnny Korkman

《バード(シエッポ、スペシャルモデル 2003年、ラウルラスタス)》オイバ・トイッカ、1972年/2003年/1984年 ©Design Museum Finland,Photo:Johnny Korkman

アアルト・ベースの制作風景 ©Iittala
1881年の設立から140年を迎えて今なお世界中の人々を魅了する、イッタラのタイムレスなデザイン。フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成した本展は、フィンランドデザインの発展を牽引したアルヴァ・アアルトやカイ・フランクらとともに、フィンランドを代表するライフスタイルブランドとなるまでの歩みにアプローチする構成。20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交えた約450点の作品を通じて、イッタラの技術と哲学、デザインの美学に迫る。
ブランドの歴史やプロダクトを通じて見えてくるのは、デザイン史やフィンランドの文化と社会情勢、人々のライフスタイルの変化といった事柄との深い結びつきだ。さらに、日本との関係に焦点をあてた章を独自に追加し、交流の軌跡も紹介する。
イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき | |
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9月17日~11月10日 |