
ポスターは東大寺・二月堂とかき氷バージョンを用意し、奈良の新旧の魅力を表現。

CMは、映像を通して奈良への旅をよりカジュアルなものにすることを追求。ナレーションも歴史について説明するのではなく、「行ってみたい」という興味を喚起する言葉づかいに気を配った。
東海旅客鉄道は5月11日、「いざいざ奈良」と題した奈良の観光キャンペーンを開始。同時に、俳優の鈴木亮平が東大寺や二月堂を訪れる様子を描いたテレビCM「東大寺・ならまち」篇を公開した。
前身のキャンペーンは2005年から2021年まで展開していた「うましうるわし奈良」。ジェイアール東海エージェンシーのクリエイティブディレクター 寺本雅一さんによると、17年ぶりに新たな枠組みを打ち出したのは、ターゲットの裾野を広げるため。学生時代に一度は東大寺に訪れたことがあるような30〜40代も含めた幅広い層に、奈良への旅を通じて再発見と新たな発見をしてもらおうと企画した。
特に目を引くのが、「いざいざ奈良」のコピーとロゴ。万葉集や古事記にも登場する、人を誘(いざな)うという意味の「いざ」を重ねリズミカルに仕上げた。「古い言葉では...