
パッケージのビジュアル。描かれているイラストは本間さん自身が手がけたもの。柔らかなテイストが「すごろく」の雰囲気とマッチしている。

ゲームの盤面や小判を模した金色のカードなど、こだわりが随所に。「佐渡汽船の船の中など旅の途中でも楽しめるよう、箱を開けるとすぐに遊べる仕様になっています」(本間さん)。
4月26日、「タイムスリップ佐渡島金山すごろく」が発売された。「佐渡島の金山」は、新潟県佐渡島にある、平安時代から平成に至るまで金や銀が採掘された金銀山の史跡群。その400年以上にわたる歴史を「すごろく」として辿るボードゲームだ。
開発したのは地元の老舗印刷会社、第一印刷所。佐渡島出身のプランナー 本間千奈未さんが制作を主導した。「佐渡金山はユネスコ世界遺産候補。そのPRのため佐渡市が募集した『佐渡金銀山商品開発プロジェクト』への応募に際し、社内企画会議で『すごろくでいこう!』と盛り上がったんです。ボードゲームが流行していますし、楽しみながら歴史を学び、親しみを感じてもらえれば訪れるきっかけになりますから」。
同社ではもともと...