「いったん、しおりを挟みます。」
神保町本店は、第二章へ。
あたらしい出会いをくれる場所。
つまらない毎日から抜け出せる場所。
待ち合わせにちょうどいい場所。
世界のかたちが見える場所。
それぞれにとって意味があり、
それぞれにとって心地いい。
書店は、そんな場所だと思います。
100年先も、200年先も、
書店という文化を残していきたい。
神保町本店はこの度、
建て替えのため、一時閉店いたします。
未来に書店を残すため、
現状維持よりも、挑戦を選びます。
もっとたくさんの人が、
本と出会い、本を楽しめる場所に、
生まれ変わってみせる。
神保町本店の第二章に、
どうぞご期待ください。
三省堂書店/三省堂書店神保町本店
「いったん、しおりを挟みます。」
大型懸垂幕、店内ポスター
「三省堂書店、なくなっちゃうんですか」今回のお話をいただいたとき、最初に言った言葉がこれでした。本好きの居場所が、またなくなってしまう......でも、それは誤解でした。今回の本店閉店は、あくまで建て替えのための一時閉店。「この場所に、全くあたらしい書店をつくる。書店という文化をずっと守っていくために、現状維持よりも挑戦を選ぶ」。そんな社長の想いを聞き、この一時閉店をネガティブなニュースにするわけにはいかない、と思いました。
そこで、「物語はまた始まる」というメッセージを全ての本好きに伝えられるモチーフとしてしおりを選び、コピーを制作しました。これを見たたくさんの方が、三省堂書店の第二章を楽しみにしてくださると嬉しいです。私も、とても楽しみです。
(博報堂 コピーライター 松田綾乃)
- 企画制作/博報堂+博報堂ケトル
- ECD/嶋浩一郎
- CD/皆川壮一郎
- AD/大山大介
- C/松田綾乃
- Pr/奥村知花、村上智基
- AE/鏡原仁志、井上芸、小沼利行、中野雄一、山田小夏
- 掲出/三省堂書店神保町本店(4/24〜ビル取り壊しまで)