1970年代から続く職員出演のテレビCMとサウンドロゴでおなじみの関西電気保安協会。2月28日から、Web動画シリーズの「彼と、彼女と、関西電気保安協会」を公開した。6話の動画と小説仕立ての新聞広告で、伝統的なイメージとはまた異なる顔つきを見せる。

Web動画「彼と、彼女と、関西電気保安協会」の第1話「私と、幼馴染と、関西電気保安協会」。

第2話「友と、私と、関西電気保安協会」。
実は先端的な♪関西電気保〜安協会
関西電気保安協会が2月28日から公開した全6話のWeb動画「彼と、彼女と、関西電気保安協会」では、学校の体育館や書店、銭湯などさまざまな場面で友人同士や会社の同期同士、若い夫婦やカップルらの何気ない日常を描く。「昨日な、家に♪関西電気保〜安協会の人が点検に来たわ」「実在するんか」「うん、でもあの人らインターホンで普通に『関西電気保安協会です』って言うねん」「歌わへんの?」「うん歌わへん」「関西人ちゃうな」(第6話より)などと、会話も他愛のない内容ばかりだ。
「こういう関西人らしいボケツッコミの会話ができるような日常が担保されているのは、関西電気保安協会がインフラの安全を守っているからだというメッセージでもあります」と説明するのは、2017年から関西電気保安協会のWeb動画を制作してきた細田佳宏さん(タイガータイガークリエイティブ)。
関西電気保安協会といえば、1970年代から続く職員自身が出演するテレビCMで知られる。関西の人なら誰でも口ずさめるという「♪関西電気保〜安協会」のサウンドロゴも1978年から登場。現在もテレビCMで使用されている。
「“素朴なキャラクターの職員が出演するテレビCM”という伝統的なイメージがありますが、実は現場の仕事はもっと先端的な面もある。高度な技術で地域の安全を守ってきたインフラ企業であり、こうした業務内容の実態とこれまでテレビCMで培ってきたイメージにギャップがあるのではという課題がありました。だからといって、真面目な内容のCMに変えたいわけではない。そこで2017年からWeb動画を...