JAGDA賞2022 亀倉雄策賞に大貫卓也
第24回亀倉雄策賞/JAGDA賞2022
2月10日、日本グラフィックデザイン協会は第24回亀倉雄策賞、JAGDA賞2022の結果を発表した。
第24回亀倉雄策賞に選ばれたのは大貫卓也さんで、受賞した作品は平和を希求するキャンペーンとして毎年JAGDA会員の中から1名がポスターを制作している「HIROSHIMA APPEALS」の2021年版。1枚のポスターとして完結しながら、さらにAR技術により、黒い雪の中から白い鳩があらわれる映像をスマートフォンで見ることもできる。「長い歴史を持つキャンペーンにおいて、新しい技術も起用し、原爆の記憶を次世代に何としても伝えようとする作者の意志を感じる」「広告制作に徹してきた作者らしい説得力のある表現」と高く評価された。
クリエイションギャラリーG8にて受賞作品を展示する「第24回亀倉雄策賞受賞記念展」は7月12日から。また東京ミッドタウン・デザインハブにて年鑑作品展「日本のグラフィックデザイン2022」も、6月30日から開催する。


第24回亀倉雄策賞/JAGDA賞複合
平和希求キャンペーンポスターおよび関連制作物「HIROSHIMA APPEALS 2021」(org:ヒロシマ平和創造基金/広島国際文化財団/日本グラフィックデザイン協会広島地区)