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特機の仕事の実情「カメラマンの意図を汲む力が肝要」

毛利隆治(NKL)

ブレーンのCreative Naviのコーナーに多数登場するクリエイターたち。それぞれの職種のスペシャリストたちの、仕事の実像に迫ります。

NKL
第一移動効果部
担当部長
毛利隆治(もうり・たかはる)

特機歴19年、色々なジャンルの撮影現場で奮闘している。

カメラマンの意図を汲む力が肝要

「特機」は、撮影現場で機材を操り、カメラマンが望む画を撮影するためのサポートをする仕事だ。カメラを巨大なクレーンでつり上げたり、タイヤ付きの台車「ドリー」を操ったり、といったことが専門分野。ハリウッドのアクション映画のメイキング映像によく登場する、巨大な撮影機材を操っているのも特機の人々だ。

NKLの毛利隆治さんは、特機の仕事に就いて19年。最近では「西武園ゆうえんち」のCMなどを手がけている。日本映画の時代劇の迫力に魅せられた学生時代。自然と映像の専門学校に進み、卒業後は主にミュージックビデオの制作進行をする仕事に就いた。

「そこで映像制作の全体の流れを学びました。数年働いた頃、とある映画の撮影現場で大きなクレーンを見かけたんです。その迫力に魅了されてしまい、そこから特機という仕事に...

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