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BRAIN'S BRAIN

studio NURによる今月のカバー

studio NUR

ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今回はブダペストに拠点を置くデザインスタジオ studio NURです。

Q1.表紙のアイデアについて教えてください。

この表紙は、家庭と仕事の狭間で日々奮闘する私たちの姿を象徴しています。いかにプライベートな時間と仕事の時間を区別するのが難しいか。朝7時の洗面所でさえマルチタスクをこなさなければならないか。昨年、メンバーの一人が出産し、デザイナーとしての生活でそれを実感することになりました。プロジェクト数も勤務時間も、間違いなく「less is more」だと思います。

私たちは紙や手作業のグラフィック制作、印刷などにとても愛着を持っているんです。でも同時に、常に新しいことを学ぶことにも熱を注いでいます。私たちの2021年の課題はiPadで絵を描くことでした。だから今回の表紙制作では、最初のスケッチは紙にして、ベクターのソフトウエアを用いて不等角投影図に落とし込みました。続いて描画部分をiPadで行い、最終的にデスクトップでイラストを完成させました。

Q2.そのアイデアはどのように生まれましたか。

時代を超えたテーマを選びました。仕事と私生活の両立は私たち世代にとって最も大きな問題のひとつですよね。

Q3.日本の広告やデザインについてどう思いますか。

日本のミニマリズムが世界中のインスピレーションになっています。視覚的情報に溢れた今の時代、人々はクリーンでタイムレスなディテールを必死に探しています。

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