真鯛の一本釣りなどの海の幸で知られる、和歌山市内の漁師町・加太(かだ)を走る南海電鉄加太線。9月18日から、鯛をモチーフとした、「おめでたい」と「愛でたい」をかけた観光列車「めでたいでんしゃ かしら」が運行している。加太線沿線の魅力を発信する「加太さかな線プロジェクト」の新たな展開だ。
「『めでたいでんしゃ』は全部で4編成となりました。今回は2016年にデビューした『さち』の兄『かしら』が冒険から帰ってきたというストーリーなんです」と南海電鉄の赤阪真理子さんと佐々木亮さんは楽しそうに話す。この設定は、プロジェクトが展開していく過程で偶発的に生まれたもので、今回は和歌山市出身のアーティスト・HYDEさんとの...
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