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手作業から生まれる 創作の断片を編集する喜び
葛西薫展 NOSTALGIA
「サントリーウーロン茶」やユナイテッドアローズ、とらやなどの広告制作やアートディレクション、CI、サイン計画、装丁、グラフィック、動画制作など、多方面で活躍する葛西薫の個展が30年ぶりにギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される。
葛西の言葉によれば、「NOSTALGIA」とは、「意味のないもの、分からないものへの興味。その深層にあるもの」であり、自身の手を通して湧き出てくる“創作の断片を編集する喜び”そのものを意味している。
会場では、新作のほかブックデザインを中心にプロダクトやオブジェなどの創作活動を紹介するとともに、2階のライブラリでは、ポスターの代表作や葛西が演出を手がけたCM作品の一部を編集した映像を見ることができる。
現代社会が喪失しつつある「ユーモア」と「ペーソス」、「知性」と「無邪気」を内包する世界観には、時代の息苦しさを飛び越えるヒントが散りばめられている。
葛西薫展 NOSTALGIA | |
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9月8日~10月23日 ギンザ・グラフィック・ギャラリー[東京・中央区] |
現代のパッケージを縄文・弥生の視点で考察
日本のパッケージ 縄文と弥生のデザイン遺伝子-複雑とシンプル
伝統的な風呂敷やのし袋からロングセラー商品まで、私たちの身の回りにあるパッケージデザインは複雑であったりシンプルであったり、じつにさまざまだ。
本展は、日本の多様なパッケージデザインを、縄文と弥生という2つの象徴的な土器のデザインを起点に、「美(うつくしい)」「象(シンボル)」「欲(シズル)」「愛(かわいい)」「用(つかう)」という5つのテーマに沿って考察する試み。
独自の美意識が際立ち、商品やブランドの世界観となっている...