選りすぐられた作品から“デザインの今”を知る
日本のグラフィックデザイン2021
約3000人の会員を擁するアジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA※7月1日より名称変更)が1981年から発行を続ける『Graphic Design in Japan』(六耀社)。世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を伝えながらデータベースとしての価値も併せ持つ、実用性の高いデザイン年鑑だ。現在、2021年版の発行を記念した企画展が開催されている。会場は、デザインによって「人」「ビジネス」「知識」を結び付けるデザインネットワークの拠点として2007年に開設された東京ミッドタウン・デザインハブ。
本展では、年鑑収録作品のうち半数以上となる約300点を実物とモニターで展示。第23回「亀倉雄策賞」をはじめ『Graphic Design in Japan』出品作から特に優れた作品に授与される「JAGDA賞2021」、優秀な若手デザイナーをクローズアップする「JAGDA新人賞2021」の受賞作品を中心に、雑貨から書籍、シンボル・ロゴ、Webサイト、空間デザインまで、“デザインの今”を俯瞰(ふかん)することができる。

JAGDA賞2021【ジェネラルグラフィック】現代美術館のツール・グッズ「弘前れんが倉庫美術館」(服部一成 cl:弘前れんが倉庫美術館)

JAGDA新人賞2021 日本酒ブランドのパッケージ「小野酒造店 かさね」(窪田 新 cl:日本酒にしようプロジェクト)

JAGDA賞2021【複合】デザイナーの個展の告知ツール一式・図録「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」(葛西 薫 cl:東京都歴史文化財団 東京都現代美術館+朝日新聞社+ミナ ペルホネン+皆川明)
日本のグラフィックデザイン2021 | |
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開催中、9月5日まで 東京ミッドタウン・デザインハブ[東京・港区] |
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