ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今回はソウルとロサンゼルスに拠点を置くHereThereです。
Q1.表紙のアイデアについて教えてください。
「創造性はどこにでも(HereThere)あり、私たちの“Creative Addiction”は、日常生活や世界中で目にする創造的なインスピレーションから生まれている」という考えが元になっています。言葉は、英語、韓国語、中国語の3つの言語で表現しましたが、これは私たちの文化を表現するためです。ドット絵で表した地球は、デジタル空間における私たちの存在を示しています。そこはつまり、私たちが“Creative Addiction”を解放する空間です。
Q2.そのアイデアはどのように生まれましたか。
私たちがスタジオ「HereThere」をつくったのは、それこそ“Creative Addiction”だったからです。社会で働くようになると、プロジェクトに取り組むと同時に、自分たちの創造性を好きなだけ、好きな方法で発揮することがいかに難しいかということに気が付きました。私たちにとっては、スタジオに込められた意味を活用することが、今回のテーマを表現する最良の方法だと考えました。
Q3.日本の広告やデザインについてどう思いますか。
スタジオをつくったのは、デザインを通してアジアの文化を共有するためでもありました。日本のビジュアルデザインには、アジアの文化的な共通点があり、見ていて楽しくなります。