ヒューマン・ライツ・ウォッチ、イノセンス・プロジェクト・ジャパン/意見広告「『正義』は暴走する。私たちが止めないかぎり。」新聞
2023年からはじまった10月2日「世界えん罪の日」新聞広告の第二弾です。再審無罪となった袴田巌さんが体験した47年7カ月9日、日数にして1万7388日という拘束期間の過酷さを、身体感覚で伝える広告にしたいと考えました。
UP TO WORKS
JR SKISKI 2020-2021では、例年のようなトライアル層の大学生や新社会人ではなく、社会人の経験者層をターゲットに設定しました。そのため、これまでの「恋愛×青春」テーマも今回はやめて、広い自然の中で自由に楽しめるスノーレジャーの魅力が伝わるような内容にしています。楽曲タイアップをお願いした「マカロニえんぴつ」のメンバーとのZoom打ち合わせでは、「今回はラブソングではなく、『いろんな要因で萎縮しがちな自分を変えること』をテーマにしたウインターソングを」とオリエンしました。
ターゲットが社会人なので、今回は若手女優をヒロインにするのではなく、かつて大学生役を演じていただいた本田翼さんを8年ぶりに再起用することで、あの頃大学生だった方々が胸を熱くするような広告にしたいと考えました。今回のキャッチコピー「冬の空気を変えろ。」には、大自然に広がるゲレンデを訪れて、街中とは違う澄み切った空気を吸いに行こう!という意味とともに、日常のいろいろなトラブルやストレスで縮こまってしまいがちな空気(ムード)を変えていこう!という2つの意味が込められています。
当初は1月中旬に公開予定だった広告が緊急事態宣言で3月スタートになったのは残念でしたが、ぜんぶコロナのせいなのでしょうがないですね。
(ジェイアール東日本企画 クリエイティブディレクター/コピーライター 山口広輝)
人の関係性で「きゅん」とする瞬間が描かれ、記憶に残るこれまでのJR SKISKIのCMたち。今年はソロスキー。ひとり旅の物語。誰かと行く旅もいいけど、黙々と歩いたり考えごとをしたりする旅もいい。人と触れ合いづらくなった1年、ひとりも悪くないんだと、ちょっと窮屈な冬の空気を変えるようなものにしたかった。でも、ひとり旅ってふいに寂しくなったりします。急に自意識が湧いて、誰も自分のことを知らないんだよなと考えたりとか。そんなおひとりさまを見る他者の視線を交えたくなりました。地元の少年とのやりとりを追加して、本田さんの主人公像にも広がりが出たように思います。
少年役は東北在住の江藤雪乃(ゆきの・本名です!)くん。名前の時点でドンピタ。はじめての撮影に緊張しつつも演技について大人さながらたくさんやりとりを重ねることができました。これまでJR SKISKIが積み上げてきた「きゅん」が残せたような気がしました。
(AOI Pro. ディレクター 太田良)
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