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心に残ったプレゼン術

『意外性』とブランドの世界観の表現を両立したCM

上原涼子(Sparty)



日当たりの良い部屋で寝転ぶ安達祐実さん。リズミカルな音楽をバックにでんぐり返しをしたり、髪を風になびかせて微笑んだり。そして、チャイムが鳴り、届いたのはパーソナライズヘアケア「MEDULLA」の商品。これは、Spartyが開発・企画・販売を行うMEDULLAの新テレビCMだ。

オンライン上のカウンセリングにより、髪の状態や理想に合ったシャンプーとリペアのセットを処方するMEDULLA。2018年のサービス開始以来、会員数を伸ばし、2021年1月には30万人を突破した。同社が初めてテレビCMを放送したのは、2020年5月。その際の映像は、Webで効果が出ている素材を15秒に調整したもの。2021年1月22日から2週間にかけて放送した今回のCMが、テレビ向けに制作した初めての映像となる。

「シャンプー難民を救う」ことを目標のひとつに掲げるMEDULLA。テレビCMでは、Webであまり情報を届けられていないがヘアケアに悩む、30~40代の層をメインターゲットに設定した。「Webが主な販売チャネルなので、検索に誘引することがひとつのゴールです。オリエンでは、3万通りの組み合わせが楽しめるオーダーメイドシャンプーの『MEDULLA』を知ってもらうこと、大手のCMではあまり例のない広告表現に挑戦すること。そして、コンセプトに掲げる『自分らしく生きる女性を応援する』を体現するような...

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