ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。今回はスペイン・マドリードのデザインスタジオRelajaelcocoです。

Q1.表紙のアイデアについて教えてください。
2つの読み取り方ができる作品にしました。ひとつの面ではサイケデリックな世界を表しています。ビジュアルアートの歴史の中で何度も起こっているような、グルグルと脳内に渦巻くような幻想がクリエイティブのプロセスにどのように影響を与えるのか描きました。一方で、この表紙は純粋な創造性の自由への賛歌でもあります。誰でも想像力とアイデアの多様性を発見できることを示しました。
Q2.そのアイデアはどのように生まれましたか。
この中には、最終的にアイデアの材料として使おうとしていた、さまざまな現代的なネタが含まれています。例えばNetflixのアニメ番組『ミッドナイト・ゴスペル』。緻密な世界を描く現代で最も素晴らしいイラストレーターの1人であるOri Toorにもオマージュを捧げています。
Q3.日本の広告やデザインについてどう思いますか。
日本には2回旅行しました。日本のグラフィック環境について感じたのは、イラストレーションと密接に関係していること。ヨーロッパでは子ども向けと思われていたものが、日本では日常のビジュアルコミュニケーションの一部になっています。そういった日本の文化を楽しんだ記憶があります。