「キウイ」を人気者に変えた売り場起点のコミュニケーション
真面目で正義感が強い「グリーン」と陽気で甘えん坊な「ゴールド」のふたりからなるゼスプリの「キウイブラザーズ」。2016年の登場以来、お茶の間でも店頭でも愛されるふたりのキウイはどのように生まれ、成長してきたのか。
制作環境の変化で拡大するキャラクター活用
コンバースジャパンが8月21日に発売した、キャンプなどアウトドアでの着用にフォーカスした新ライン、「CONVERSE CAMPING SUPPLY」。このラインのキャラクターとして登場したのが「クマチューバ― 」の「ホッシー」だ。
「ホッシー」の動画は、YouTubeで8月13日から3本公開されている。実物のクマに近い風貌ながら、熊撃退スプレーにまんまとやられてしまったりと、なんとも情けなくて憎めない性格がうかがえる。
コンバースのシーズンコミュニケーションを2017年頃から担当するのは、SIX クリエーティブディレクター 坪井卓さん、博報堂のアートディレクター 長島慎さん、橋本暦さん、Headlightプロデューサー重村洋佑さん、コスモ・コミュニケーションズプロデューサー 高橋弘樹さんらのチームだ。
今回の企画の発端を坪井さんは「都会的なイメージのコンバースでは珍しく『キャンプ』がテーマのラインが発足するとお話をいただきました。スポーツブランドではプロモーションにアスリートを起用するのが常ですが、今回はキャンプなので、代わりに『クマ』にアンバサダーの役を担ってもらおう、と。新ラインの初年度なので、小売り・流通の方々の期待感を高められるよう、インパクトも重視しました」と話す。
「コンバースの持つイメージは『やんちゃ』『自由』『クリエイティブ』...