東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
「一年後へ。一歩進む。~+1(プラスワン)メッセージ~TOKYO2020」
ポスター
1年後に延期されることになった東京2020大会について、さまざまな議論が飛び交っていますが、その議論の中で、本来、オリンピック・パラリンピックの主役であるはずのアスリートの想いや意見が世の中に発信される機会というのが非常に少ないと感じています。1年後、オリンピック・パラリンピックが開かれる未来のために、努力している世界中のアスリートたちが、どのような想いでいるのかを、アスリートの視点に立って、発信する必要があると感じました。
「1年後、オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたらどんなに素敵だろう」1年後の開会式の日に向けて、一歩前へ、進むために、ひとりのアスリートからの心からのメッセージです。このメッセージを発信する役として、映像、新聞広告、ポスターとメディア発表会に、競泳選手 池江璃花子さんに登場していただきました。池江さんは、東京2020大会を目指している最中に、大病し、1年近くの入院を経て、最近、プール練習に戻ってきました。
困難に直面してもくじけず、前向きに努力を続けるアスリートの方は他にも多くいらっしゃいます。そのようなアスリートの一人として池江さんにお願いした次第です。映像のタイトルは、「+1メッセージ」です。今回の映像制作にあたって、これからの1年をポジティブに捉えようと「+1」をコンセプトの中心に置きました。オリンピック、パラリンピックを目指して過酷な練習を続けるアスリートたちは、この1年延期をどう受け止めただろうと想いを馳せました。
ただ、この1年を延期ではなく、1年プラスと発信したいと思いました。厳しいところから立ち上がる時には、希望が必要なのです。「+1メッセージ」の映像は、前半と後半に分かれています。前半は、2020年という非常に厳しく特別な年についての内容となっています。後半は、そのような状況の中で1年後を目指して練習に励むオリンピック選手、パラリンピック選手が登場します。また、社会を支える人々への感謝と尊敬、スポーツがくれる勇気や人とのつながりの大切さを伝えるように心がけました。
(連 クリエイティブディレクター 佐々木宏)
- 企画制作/連+CATCH+WATCH+ギークピクチュアズ+電通+東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
- CD+企画/佐々木宏
- 企画+C/福部明浩
- AD/浜辺明弘
- 企画サポート/福里真一、樋口卓治
- PR/谷村直泰
- PRサポート/稲垣護、佐藤正人
- アカウントPR/高田佳夫、石川源太、井出泰斗、田中裕人
- PM/沖鷹信、松井茂奈美
- 演出/田中嗣久
- 撮影/瀧本幹也
- 照明/藤井稔恭
- 編集/今村徳孝(オフライン)、村尾まさみ(オフライン)、泉陽子(オンライン)、三浦雄大(オンライン)
- 音楽/富貴晴美
- MA/清水天務仁
- ST/伊藤佐智子
- HM/赤松絵利
- 出演/池江璃花子