コロナ禍を経て、企業が発するメッセージに消費者は敏感になっている。3月頃から新型コロナのパンデミックが加速し、その後世の中の大きな関心事として母の日や父の日、プライド月間もあった。時を同じくして米国を中心に「Black Lives Matter」運動も広がりを見せる。世相がせわしなく変化するなか、BtoBでビジネスを展開する世界の企業はどのようなメッセージを発したのだろうか。
「背景」に光が当たるとき

Intel
「Behind it all, what’s inside has never mattered more」/movie
Intelは4月27日、コロナ禍で人知れず社会を支えている人々にフォーカスした動画を公開した。「Behind it all has never mattered more.(物事の背景がこれまでになく重視されています。)」と、普段「背景」で活躍する同社とかけたメッセージだ。また、公式サイト上には新型コロナウイルスに対する取り組みをまとめた特設ページを設置。CEOからのメッセージや同社のソリューション、寄付内容などを紹介している。
https://www.instagram.com/p/B_gLGGAhQ3a/
説得力が増すユーザー目線の動画

Slack
「Sandwich works from home in Slack」/movie
Slackは5月23日、同サービスを2014年から使用しているという映像制作会社Sandwichが、リモートでどうSlackを活用し、ハイクオリティな動画を制作しているのかをまとめた、ドキュメンタリー調の動画を公開。この動画ももちろん、Slackを用いてリモートでSandwichが制作したものだ。制作メンバーの家族やペットの映り込みはご愛嬌。合わせて、この動画制作の舞台裏を追った「Behind the scenes with Sandwich」も公開されている。
https://www.youtube.com/watch?v=yGxRBJAJtx0