気になるあのCMの演出やキャスティングについて、ディレクターにインタビュー。今月は、毎年注目を集める大塚食品“MATCH”のCMの新シリーズ。フォークミュージックをバックに、難題に挑む平野紫耀さんの姿が印象的だ。
春の理不尽さ、やるせなさと闘う姿を描く
テストが始まり、次々と問題を解いていくクラスメイトたち。しかし、平野紫耀さんの筆はなかなか進まない。ついには、心は教室を飛び出して校庭へと。そして挑むのは、アスレチックとなり立ちはだかる国語、数学、日本史の難題たち。その姿を通して、全力で学校生活を送る学生を象徴的に表現。学生の青春の日々を応援する“MATCH”のメッセージを伝えている。
演出を担当したのは、CluB_A 大野大樹さん。「青春の理不尽さ、やるせなさと闘う姿を、面白く切なく表現したいと考えました。将来役に立つのか分からないような数学や歴史の問題に頭を抱える、その理不尽さをリアルに伝え、共感できる映像を目指しました」。フォークソング調の音楽とともに、爽やかでかっこいいだけではない、青春の甘酸っぱさや苦さを描いた。
学校を舞台に平野さんがアスレチックに挑戦する今回のCM。この設定は企画の段階で、決まっていた...