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New normalをつくりだすデザイン

「やさしさの伝染」から生まれた拡散されるロゴ HOPE.HOME.LOVE.

大垣ガクさん(アシタノシカク 代表)

新型コロナ禍は、街やインターネット上にロゴやピクトグラムを溢れさせた。なかでも、「Stay Home」は世界中で発信されたメッセージだが、それをもう少し柔らかく、広がりを持つように昇華したのがこの“ポジティブメッセージロゴ”だ。

「HOPE.HOME.LOVE.」メインロゴ。

「やさしさを伝染させる」

アシタノシカク 代表 大垣ガクさんが“ポジティブメッセージロゴ”「HOPE.HOME.LOVE.」を公開したのは、4月13日のこと。それから今に至るまで、SNS上には、このロゴを用いた画像や動画が多数公開されている。

「3月末あたりから、この状況で何かできることはないかと、焦燥感に駆られていて。直接的に人々の役に立つなら、何かプロダクトを開発したらいいだろうか。でもそれだと時間がかかるし、とにかく早いものを、と考えていました。そうしてつくったのが、このロゴです」(大垣さん)。「(HAVE)HOPE.(STAY)HOME(.SHARE)LOVE.」と描かれた3色のロゴ。コピーは、3月30日(英国時間)に国連が公開したクリエイターへのリクエストブリーフが、アイデアの発端だったという。

「そのなかの伝えるべきキーメッセージのひとつに、『kindness contagion(やさしさの伝染)』という言葉がありました。『ナラティブの再構築:パンデミックに対応するために、世界が団結して協力する必要がある』、と。Stay Homeという言葉が飛び交い、なんとなく我慢しているような空気が漂う世の中で、『やさしさを伝染させる』というナラティブの再構築が新鮮で。それをコピーに込めたいと思いました」(大垣さん)。そこでコピーには、「希望を持ち続けること、できるだけ家にいること、そして、やさしさと思いやりをシェアすることで世代や国境を越えて協力し合うことが大切」と、意味を込めた。

使う人に合わせた編集自由なロゴ

このロゴ、なんと色変え・変形などが自由...

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