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コロナ禍で変わる制作現場と広告コミュニケーション

新型コロナで変容する海外広告(2)

新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の広告のあり方を根本から変えていると言っても過言ではないだろう。ソーシャルディスタンシングやStay Home、手洗いうがいを促すものに始まり、状況が長期化するにつれて、医療従事者への感謝の意を表すもの、外出自粛状態が続くことによる弊害を明るみにするもの、また在宅での楽しみを提案するものなど、広告表現やメッセージも急速に変化している。

人々が情報にセンシティブなこの状況で、誰も傷つけないように、ブランドの価値を維持し、顧客とつながり続けることは、決して容易なことではないだろう。今回は新型コロナウイルスに伴い公開された海外の広告事例をピックアップし、時系列に沿って紹介する。

従業員への感謝のメッセージ

アメリカ
Pizza Hut「Proud to Serve」
GSD&M

ピザハットは、同社のマネージャー Ben Smithさんから11万5000人の従業員宛てに、感謝の意を伝える動画を公開した。ピザ配達の仕事が、単にピザを届けるだけでなく、人とのつながりや、非日常の中で束の間の日常を届けていることを説いた、手紙のような内容。デリバリーの需要が増す今、現場で仕事に就く「Pizza Guys」に向けた心温まるインナーコミュニケーションだ。

あの広告が復活

イギリス
Anheuser-Busch
Budweiser UK「Whassup Bud」

カンヌライオンズ2000でグランプリを受賞したCM「Whassup True」をリニューアル。舌を出して「Whassup(調子はどう?)」と呼びかけるシーンや映像はそのまま、「watching the game, having a bud(試合観て、バドワイザー飲んでる)」というセリフを「in quarantine, having a bud(外出自粛中で、バドワイザー飲んでる)」に変更した。外出自粛状態にあっても、誰かとつながることの大切さを呼びかけた。

在宅勤務でできたふわふわな「同僚」

ニュージーランド
VitaPet「Thank you」
The Works

外出自粛状況で在宅勤務を続ける人にとって、犬や猫などのペットは「同僚」だ...

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