One by OneでD2Cブランドを支援しているブランディングエージェンシーフラクタのメンバーが毎回、話題のブランドからの学びについて紐解きます。第2回目は、米国のアイウェアブランド「Warby Parker」の事例です。

店内には商品と共に本が飾られており、知的な空間が広がる。

「Buy a Pair, Give a Pair」プログラムでメガネをつくる子ども。

メガネをなくすシチュエーションをユーモア交えて紹介する絵本。
多くのブランドが存在する中で選ばれるためには、商品を取り巻く世界に入りたいと感じ、共感されるブランドづくりがより重要視されています。今回は優れたストーリーテリングで顧客との信頼関係を構築しているアイウェアブランド「Warby Parker(ワービーパーカー)」を紹介します。
シグネチャーストーリー
Warby Parkerにはブランド理念を象徴するストーリーがあります。それは創業者の1人がバックパッカーとして旅行中にメガネを失くしたことに始まり、メガネを買いに行くも価格があまりにも高くて買えず、彼はしばらくの間メガネなしで授業を受けた、というエピソードです。これをきっかけに「誰もが財布の中身を心配せずにワクワクしながらメガネを選べる」というミッションを持ったブランドが誕生。
単に...