3月14日に山手線では49年ぶりに開業した高輪ゲートウェイ駅。「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、東京と世界とをつなぐ玄関口となることを目指す。そんな新しい駅の大きな特徴は、広告枠がほとんどないことだろう。代わりにどのようなコンテンツが盛り込まれているのか、新しい駅の姿を図解でご紹介する。

オリジナルコンテンツが充実
高輪ゲートウェイ駅は、建築家の隈研吾さんをデザインアーキテクトに迎え、国際交流起点の玄関口として「和」の要素を各所に散りばめている。サイネージで放映するコンテンツもその方針の元で制作された。
鉄道テラスビジョンは、上部のグラスバナービジョンと下部のマルチディスプレイを活用し、「メイン」「幕間」「運行状況等のメッセージ」、そして多客時用の「風景画像(静止画)」を合わせた4カテゴリ・8種類の映像で構成した。ジェイアール東日本企画 JR局 第二部 戸田憲介さんは、「メインのコンテンツのテーマは『高輪の軌跡をたどる旅、そしてゲートウェイへ』です。
明治5年に初めて鉄道が走った地であるここ高輪の軌跡を、江戸時代から2030年頃まで通しで描きました。それに続く幕間の『鉄道テラス歴史アルバム』では...