愛媛新聞社が4月1日、同10日に同紙に出した「愛媛祝笑プロジェクト」の15段広告。新型コロナの影響下で新たな門出を迎える人々に向け、お祝いの言葉を届ける試みだ。「縮小」「自粛」などの言葉をポジティブに言い換え、温かみのあるトーンで描いた。

4月1日付の愛媛新聞。新入園児、新入生、新社会人へのお祝いメッセージを募集した。

4月10日付の愛媛新聞。56のメッセージを紹介。
ネガティブな状況をポジティブに変換
愛媛新聞社が4月1日付の同紙に出した「愛媛祝笑プロジェクト」の15段広告。#縮小を祝笑へ、#自粛を自祝へ、#延期を媛喜へ、#祝笑愛媛、のうちいずれか、もしくはすべてのハッシュタグをつけて「新入園児、新入生、新社会人または自分へのお祝いをSNSに投稿すると、4月10日の愛媛新聞に掲載される、という企画だ。Twitterを中心に投稿が集まり、10日付の紙面では、うち56のメッセージが紹介された。
この企画は、愛媛新聞社と電通西日本松山支社の協働プロジェクトから生まれた。「コンセプトをご提案したのは3月20日のことでした。新型コロナの影響が顕著になり、実際にお亡くなりになる方も出てきている状況。“お祝い”自粛ムードであることはもちろん理解していましたが、新たな門出を迎える方々も沢山いる。そんな人たちを広告の力で祝福したいという気持ちで、クリエイティブチームで企画を検討しました。」(電通西日本 クリエーティブディレクター 佐々木亨さん)。
話を受けた愛媛新聞社 営業局 営業開発部 本多仁さんは...