日本パッケージデザイン協会の調査研究委員会では、技術×デザイン、多様な社会とライフスタイル、デザインでできること、などの視点から、いまの時代におけるパッケージデザインのあり方を探ってきた。その中で、2019年に、日本包装専士会理事(※)と共に「包装の未来」について研究を開始した。その中で浮かび上がってきた課題と今後について聞いた。
ユーザビリティとサステナビリティは切り離せないもの
パッケージにまつわる課題は、多様で複雑だ。サブスクリプションはもちろん、AI活用などテクノロジーの進化によって、リアル店舗がなくなるなど小売店舗の在り方や決済の仕方が変化している。そして、消費者の買い物に対する意識も変化。購入の目的が商品そのものではなく、その先にある体験や社会貢献へと変わってきた …
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