パルコ/シーズン広告2023年「HAPPY HOLIDAYS」ポスター
今回パルコの2023年度HAPPY HOLIDAYS(クリスマス)キャンペーンビジュアルの制作にあたり、ChatGPT、画像生成ソフトなどAIテクノロジーに注目が集まっている昨今、パルコとして初めてAI生成による広告表現に挑戦しました。
UP TO WORKS
A:今日はうちね。
B:うん。
A:ほれ。
B:ありがと。
A:知っとるけ?東京っちゃ、
お茶するの千円超えるんやって。
B:まじか。こっちは130円やっちゅーげ。
A:ねぇ。やっぱし東京にするわ。大学。
B:ほうけ。
A:ほやけど、ここが世界一のカフェやわいね。
B:オーシャンビューやし。
A:ここの海、嫌いやってんけどな・・・。
B:うちも。
A:東京待っとれやー!
B:この子頼むさけねー!
A:ねぇ。東京っちゃ、あっちやったけ?
B:知らん。
S:笑顔を、ここから。
先輩:あ。さぼってるな。
後輩:あ。これは・・・。あの・・・。
働き方改革ですよ。
先輩:ふーん。
後輩:実は俺・・・、会社辞めようかなって。
先輩:そうなんだ。
後輩:起業でもしてみようかなって・・・。
無理っすかね。
先輩:それはもはや生き方改革だね。
後輩:確かに。
先輩:ほれ。
後輩:お。あったか~。ありがとうございます。
先輩:投資。数億円にして返してね。
後輩:急に飲みにくくなりましたね。
先輩:あったかいうちに飲みな?
後輩:そうっすね。
後輩:先輩もサボりすか?
先輩:いや働き方改革でしょ?
後輩:そうでした。
S:笑顔を、ここから。
父:走らないの。転んじゃうよ。
娘:パパ、こっちこっちー!
娘:コーヒーってさ、
なんで下の方にあるか知ってる?
父:ん?
娘:ここならパパに買ってあげられるんだよ。
ほらね。
父:なるほどな。
娘:パパ、ピして。
娘:チカはあれー!
父:(娘を抱き上げながら)ほいっ。
S:笑顔を、ここから。
父:ちょっと行ってくる。
母:ちょっとってどこよ。
父:すぐ戻る。
母:もう2人出ちゃうわよ。
娘:やっぱりここか。
父:はい。道中長いだろ。
娘:ありがとう。今までずっと。
母:もう行くわよ。
S:笑顔を、ここから。
引き画が美しいCMが必要だと思った。スマホ視聴に合わせた寄り画主流の時代に逆行はするけれど、ロングショットの中に自販機がいつものように無言で立っている、そういうCMが必要だと思った。一方で、企画はそこに集う人々に寄った会話劇にした。引きと寄り。その矛盾は江藤監督が演出で鮮やかに解決してくれた。
(電通 CMプランナー 諸橋秀明)
自動販売機の周りで、ちょっとした幸せな瞬間が、生まれています。いつもの友だちとのふざけ合い、子どもの野球練習のご褒美ジュース、同僚との小話。自動販売機は、ただの飲み物を売るだけの機械ではなく、人と人とのコミュニケーションや思い出の一助となる装置になれれば良いなと思い、そんな空気感が纏えるように、写真やデザインのディレクションをしました。
(電通 アートディレクター 江口昌宏)
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