リアルタイム翻訳を疑似体験できるアニメーション
ソフトバンクが独占販売する「Google Pixel 6 Pro」は多数の言語をリアルタイムに翻訳できる機種。言語の壁を越えてチャットを楽しむ時間を描いたポップなアニメーションでその特徴を表現し、思わず実機を触って試したくなるような動画を制作したのは、米の山中雄介さんだ。
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2018年7月にスタートしたクリエイターチームOND°と、同10月に東北新社と資本業務提携契約を締結したモバーシャル。今回はその双方がコラボレーションし、釣りの「動き」をメインにした動画が完成した。
演出構成案A
グローブライド「DAIWA」のクリエイティブリレーのラストを飾るのは、釣り針に餌をつける、投げる、待つ、リールを巻く、釣り竿を引き上げる──そんな釣りの一連の「動き」に焦点を絞った動画だ。白背景の前に、学生、ビジネスマンなど、老若男女が次々に登場し、"エア釣り"をする。それぞれの動作を切り取って繋ぎ、釣りの最初から最後までを通しで描いた。そんな潔い動画は、どのようにして生まれたのだろうか。
OND°のディレクター 山本憲司さんは「オリエンの際は、『釣りを知らない人にその面白さを伝えたい』という思いをお伺いしました」と振り返る。今回はアイデアやコピー案出しの段階から、OND°とモバーシャル双方のメンバーが参加。釣りの経験者も未経験者もいる中で、企画案が模索された。プレゼンでグローブライドに提案したのは4案。うち最終案のベースとなったのは、実際の釣りの愛好者に出演してもらう、ドキュメンタリー性のある企画だった。
当初、出演者には「DAIWA」の服を着てもらう予定だったが、グローブライド側から「普段の服装のまま出演してもらうほうが面白いのではないか」と提案が。山本さんはその時のことを「なるほど、と思ったのと同時に、正直、実現ハードルが上がったなと感じました」と話す。
「というのも、普段着で出演してもらうとなると、出演者の性格や職業、年齢などのバランスを考える必要があります。一方で、釣りをしない人に"ポーズ"をしてもらっても、形だけであることが視聴者にも伝わってしまうので絶対に避けたい。多様な釣りの愛好者を集めることに苦労しました」(山本さん)。芸能事務所や一般の人、知り合いなど、各所から人を集め、何とか撮影は決行された。
撮影時は、各参加者と話してから、「釣りの動き」を依頼。全員経験者のため、楽しんで自然に動いてくれたという。撮影後にそれぞれの人の動作の中から魅力的な部分を切り抜いて繋げ、釣りの一連の動作を見せる構成とした。「釣りの動画というと、『重厚』『硬派』『生と死』といった描き方がされがちで、どこか高尚な印象がありますが、今回はそれをうまくストリートに、よりカジュアルに落とし込めました。大人が遊ぶ様子を楽しんでいただけたら嬉しいです」(モバーシャル・プロデューサー 岡谷敦さん)
演出構成案B
クリエイティブリレーで、制作されたムービーは、DAIWAのYouTube公式チャンネルで随時公開されます。
OND°
65名のディレクター、プランナー、カメラマン、エディターからなるクリエイターチームとして、テレビCMをはじめさまざまな映像を手掛ける。
モバーシャル
デジタル動画のスペシャリストとして、動画制作だけでなくデジタルマーケティングすべてを担うデジタルビデオエージェンシー。
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