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読者が選ぶ広告グランプリ2019

2019年のCMを振り返る──テレビCMにいま求められるのは「愛される」という勝ち方?

オリンピックイヤーを翌年に控え、ラグビーワールドカップが開催された2019年のある日。CMプランナー 福里真一さんを中心に、第一線で活躍するCMプランナー7人が集まりました。その名は、「哀しきCMプランナーの会」。今回、「ブレーン」では同会の皆さんに、2019年の広告について振り返ってもらい、テレビCMや動画に対する思いを語っていただきました。

いまCMのど真ん中にいるのは誰か?

福里:今日集まったのは、「哀しきCMプランナーの会」のメンバーです。なぜ"哀しき"なのか。CMプランナーとは、企画をゼロから考える大変な職種なのに広告主からタレント事務所まで、あらゆる人たちから文句ばかり言われる。そのわりには、広告が成功しても、ほめられるのはCDとか演出家ばかりで、CMプランナーにお礼を言う人は誰もいない。本当に哀しい職種だからです(笑)。でも、CMプランナーはCMの根幹をつくる大事な仕事のはずだし、一番楽しい仕事だと我々は思っています。つまり逆説的な意味での「哀しき」なんですけどね。

吉兼:会といっても1回しか集まってないただの飲み会ですけど(笑)。

栗田:この会が、代理店の垣根を超えた高尚な会などではなく、たまたま一回飲んだだけの緩い関係だということは言っておきたいですね(笑)。

福里:今日は今年の広告を振り返るにあたり、テーマをいくつか用意しました。1つ目は、「CMの真ん中、CMディレクター 佐藤渉氏」。ふと考えると、いまのCMの真ん中って、佐藤渉さんじゃないかと思ったんですよね。

ACCグランプリは、2018年の「さけるグミ」も、2019年の「ブックオフ」も佐藤さんの演出です。また、いま一番広告で勢いのある日清食品で、いまの流れの起点になったのは佐藤渉さんの「カレーメシ」からではないか、と。理屈っぽくてつまらないCMが増える中、佐藤さんは少年漫画のような、ある種「ガキっぽい」面白さで風穴を開けている。だからこそ目立つんじゃないかと思うのですが、皆さんはどう思いますか...?

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