発表!ブレーン読者が選ぶ広告グランプリ2019 PART1
令和という新しい時代を迎えた2019年、あなたにとって「ベスト広告」は何でしたか?ブレーン編集部では、今年も「読者が選ぶ広告グランプリ」アンケートを実施しました。学生、クリエイターの皆さん、さらには広告主の皆さんまで、さまざまな立場の方が選んだ「ベスト広告」を集計。その中から2019年のベスト5を選び、ここで発表します。
読者が選ぶ広告グランプリ2019
「ブレーン」読者の皆さまからの投票は既報の通りとなりましたが、それでもやはり私はこの広告が一番だった、という方も多いはず。ここでは8人のクリエイターの方に、今年「一番嫉妬した広告」「やられた!」と思った広告を聞きました。
聞き手・女:ゴキブリでありながら、
日本を代表する作家である先生、
デビュー作の
『夜中、箸を舐めるわたし』について、
G作家:あれはですね
『夜中、箸を舐めるわたし』で
描きたかったことは、
現代人のライフスタイルへの
警鐘、つまり僕たちゴキブリは、
夜中に食器や箸を舐めてきた訳で、
それは随分昔から。
すべての出会いには理由がある
聞き手・女:そうですね
G作家:現代人はスマートフォンとか何とかで
夜を更かし、
昔はとっくに寝てた時間まで起きてるね。
すると、夜中、箸を舐める僕らゴキブリと
出会うということだね。
つまり出会いたくないなら、
人間は早く寝ないといけないね。
聞き手・女:はい。
M:♪~
聞き手・女:できれば顔も見たくないゴキブリに。
キンチョウ
ゴキブリがいなくなるスプレー
G作家:使用上の注意をよく読んで
正しくお使いください
KINCHOの広告は、今も昔も、テレビもラジオも、よく聴くと商品名や機能、害虫の話ばかりしている。一貫して商品から逃げてないのだと思います。「G作家の小部屋」もゴキブリの話ばかりしている、というかもう、ゴキブリ自身が語り手になってしまっています。聴いてる側はおもしろくて笑うだけですが、そうやってひとつの商品と向き合い続けるには、とてつもない勇気と覚悟と体力が必要なんだろうなあと…今年いちばん、制作者として畏怖の念を感じました。
「早稲田アカデミーの新しいポスター。芦田愛菜ちゃんご自身とプロの仕事が輝きすぎてまばゆい。コピーも写真もレイアウトも何もかも全てが尊い。ずーーーっと見てられる。。」とTwitterで呟いたら、バズってしまいました。人様のお仕事でバズるという、悔しく恥ずかしい…。嫉妬をこえて崇めたくなるグラフィックでした。いつか自分の仕事でバズりたいものです …