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読者が選ぶ広告グランプリ2019

クリエイターが選んだ広告ベスト

「ブレーン」読者の皆さまからの投票は既報の通りとなりましたが、それでもやはり私はこの広告が一番だった、という方も多いはず。ここでは8人のクリエイターの方に、今年「一番嫉妬した広告」「やられた!」と思った広告を聞きました。

大日本除虫菊/ゴキブリがうごかなくなるスプレー、ゴキブリがいなくなるスプレー、コンバット/「G作家の小部屋」シリーズ ラジオCM

G作家の小部屋 ライフスタイルについて(60秒)

聞き手・女:ゴキブリでありながら、
日本を代表する作家である先生、
デビュー作の
『夜中、箸を舐めるわたし』について、

G作家:あれはですね
『夜中、箸を舐めるわたし』で
描きたかったことは、
現代人のライフスタイルへの
警鐘、つまり僕たちゴキブリは、
夜中に食器や箸を舐めてきた訳で、
それは随分昔から。
すべての出会いには理由がある

聞き手・女:そうですね

G作家:現代人はスマートフォンとか何とかで
夜を更かし、
昔はとっくに寝てた時間まで起きてるね。
すると、夜中、箸を舐める僕らゴキブリと
出会うということだね。
つまり出会いたくないなら、
人間は早く寝ないといけないね。

聞き手・女:はい。

M:♪~

聞き手・女:できれば顔も見たくないゴキブリに。
キンチョウ
ゴキブリがいなくなるスプレー

G作家:使用上の注意をよく読んで
正しくお使いください

KINCHOの広告は、今も昔も、テレビもラジオも、よく聴くと商品名や機能、害虫の話ばかりしている。一貫して商品から逃げてないのだと思います。「G作家の小部屋」もゴキブリの話ばかりしている、というかもう、ゴキブリ自身が語り手になってしまっています。聴いてる側はおもしろくて笑うだけですが、そうやってひとつの商品と向き合い続けるには、とてつもない勇気と覚悟と体力が必要なんだろうなあと…今年いちばん、制作者として畏怖の念を感じました。

博報堂 統合プラニング局
コピーライター/クリエイティブディレクター
野澤幸司


早稲田アカデミー/夏期講習会「早稲アカ・ビフォーアフター」篇
グラフィック


「早稲田アカデミーの新しいポスター。芦田愛菜ちゃんご自身とプロの仕事が輝きすぎてまばゆい。コピーも写真もレイアウトも何もかも全てが尊い。ずーーーっと見てられる。。」とTwitterで呟いたら、バズってしまいました。人様のお仕事でバズるという、悔しく恥ずかしい…。嫉妬をこえて崇めたくなるグラフィックでした。いつか自分の仕事でバズりたいものです …

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