トレジャー・ファクトリーが新たな業態として展開するユーズドラクジュアリーブランドショップ「ブランドコレクト表参道店」が7月にオープンした。社長の野坂英吾さんは、ターゲットを明確にすることで、これまでにない需要を掘り起こし、注目を集めている。
価値を再生できる工場
リユース大手のトレジャー・ファクトリーは、1995年に1号店をオープン以降、今では東証一部上場、海外を含め8業態189店舗、年商177億円にまで成長した。「まだまだ使えるモノを捨てずに資源として活かせないかと、『価値を再生できる工場』という思いを社名に込めて大学卒業時に創業しました」と野坂さん。3年目に「トレジャーファクトリーは人々に喜び、発見、感動を提供します」と経営理念を策定。顧客から買い取った「一点もの」を扱い、モノを見つける喜びと人との出会いを大切にしている。
ECとの融合や異業種とのコラボも
経済産業省の調査によれば、2018年の国内物販分野のEC化率は6.22%で年々増加傾向だ …