建築×ファッション×音楽で新たに生まれるもの
more than Reason 隈研吾+山口一郎(NF/サカナクション)+森永邦彦(ANREALAGE)展
LIXILギャラリーでは、2014年9月より日本の建築・美術界を牽引する4人のクリエイターを監修者に迎え、それぞれ3ケ月ごとの会期で独自のテーマで現在進行形の考えを具現化した展覧会企画「クリエイションの未来展」を開催している。
第19回目となる本展は、監修者の一人、建築家の隈研吾、ミュージシャンの山口一郎(サカナクション)、デザイナーの森永邦彦(ANREALAGE)が初のコラボレーション。そのきっかけは、隈と山口がラジオで対談したことだったという。本展は、今後も継続的に展開していく3者のコラボレーションのプロローグ、vol.0という位置づけで開催されている。
世代は違うけれど、お互いに同じようなことを考えているという3人。「建築は形をつくるものと思われているけれど、最近は気分をつくるものではないかと思っている。そういうことをこの場で実証できたらいい」と、隈は話す。
会場には、山口が上の句、森永が中の句、隈が下の句を制作した俳句3種を記したカードを用意。建築・ファッション・音楽、それぞれの断片を切り抜いて作った音源を俳句と紐付いた形で聴くことができる …