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CREATIVE RELAY(PR)

とにかく「すべりまくる」小人たち

バードランド

蛍光ピンクの背景に横になる女性。脱毛後の肌のツルツル感を「すべる」イラストで描く。

今回制作したビジュアル。

脱毛の気軽さを表現するイラスト

蛍光ピンクの背景に、横になる女性と「すべる」たくさんの小人たち。スケートで、ジェットコースターで、お笑いで、受験で、とにかくすべる。まさに「よくすべる肌へ。」というキャッチコピーの情景を描いたビジュアルだ。

リゼクリニックで医療脱毛した肌がよくすべることを表現したこの広告。制作したのは、イラストを得意とする制作会社のバードランドのメンバーである。広告会社などをはさまずクライアントと直で打ち合わせをして、広告を作り上げたのは今回が初めてだという。

「広告をアイデアから制作まですべて担当するというのは、新鮮な体験で楽しかったです。電車で見る脱毛広告は代わり映えしないものが多く、自分にはあまり響かないと感じていました。脱毛広告では珍しいイラスト表現で脱毛の気軽さとバードランドらしさを表現できればと思い、制作しました」とイラストを描いたメンバーは話す。

クライアントと一緒になって制作

今回の制作では、参加メンバーたちで意見を出し合い複数の案を制作し、採用された案以外にも7案提出された。いずれの案でも、「目立つ」「何か気づきのある」ことを意識し、広告がひしめき合う電車内でも目を向けてもらえること、そして広告を見た人が楽しんでくれることを目指したという。企画は脱毛やまど上広告から連想される言葉やアイデアをつなぎ合わせて考えられている。決定した案は、「まど上広告いっぱいに横になる女性」「肌がつるつる」「すべる人」といったキーワードから生まれた。

枠いっぱいの女性のビジュアルはインパクトがあるが、近寄って見ると女性のうえですべる小人たちに目が向き、また違った印象を受ける。できるだけツルツル感を表現するために女性はデジタルで描き、使う色も少なめに、小人たちは手書きで描くことでアナログならではのやわらかさを、明るい色でかわいらしさを表現している。

クリエイティブリレーだからこそできた表現もある。「当初、小人たちはスポーツなどで『すべる』だけでした。制作の途中でリゼの担当者と直接話すタイミングがあり、そこで『お笑いですべる』『受験ですべる』といった表現が生まれました。カーリングのストーンもすべりすぎるくらいが面白いということで、女性の体の外まですべらせました」。

他のメンバーも「背景に使用した特色の蛍光ピンクは以前からずっと使ってみたいと思っていた色でした。多くの広告が並ぶ電車内でも、この色だったら目立つのではと思い提案したところ採用されました。これもクリエイティブリレーならではの自由度があったからこそ実現したと思います」と話す。

たくさんの小人のイラストが描かれたこの広告。「電車で広告を見かけた人が、自分のお気に入りの小人を見つけて楽しんでもらえたらうれしいです。今までとはちょっと違う脱毛広告を見て、リゼクリニックに興味を持ってくれればと思っています」と語ってくれた。

提案した他のビジュアル案の一部。

バードランド
1990年設立。イラストを得意とし、キャラクターや西洋画風、日本画風のものまで幅広く描く。オリジナリティのあるグラフィックデザインで、ポスター、パンフレット、パッケージなどを手がける制作会社。

  • 企画制作/バードランド
  • D&I/千葉剛道、香川真知、原田里矢子、山口真広、井坂智穂、樋口久菜

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