300点にも及ぶポスターやパッケージを展示
日本のグラフィックデザイン2019
東京ミッドタウン・デザインハブでは、第80回企画展となる「日本のグラフィックデザイン2019」を開催する。
会員約3000名を擁するアジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が、1981年より発行を続ける年鑑『Graphic Design in Japan』。その2019年版の発行を記念して、掲載作品の中から約300点を実物と映像で展示する。身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、Webサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインに至るまで、世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を伝える。
本展で紹介されるのは、例えば人気洋菓子店「タルティン」のパッケージデザインや、地下鉄「Osaka Metro」のシンボルロゴなど。グラフィックデザイナー佐藤卓の個展「佐藤卓展 MASS」における空間構成や、「デザインあ展」に出品された「概念のへや じかん」にまつわる展示もある。
会期中はグラフィックデザイナーやアートディレクターなどによるトークイベントを開催する予定。なお『Graphic Design In Japan 2019』のブックデザインは大原大次郎が手掛け、厳正な選考を通過した約600作品(1500図版)を掲載する。
日本のグラフィックデザイン2019 | |
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開催中、8月7日まで。東京ミッドタウン・デザインハブ 11時~19時 会期中無休 入場無料 ◆お問い合わせ→ 03-5770-7509 日本グラフィックデザイナー協会 |
半世紀以上にわたるキャリアを紐解く
田名網敬一の観光
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田名網が、これまで制作をしてきた作品は、デザイン、イラストレーション、アニメーション、実験映画、立体作品、絵画と多岐にわたる。近年は、幼少期に体験した戦争など実体験に基づく記憶や夢を原風景にして、その80年以上もの歴史を記した"曼荼羅図"の制作に取り組んでいる …