
3階のレセプションスペース。床と壁には同じ木を使用、机や椅子の家具は黒で統一している。
デザイン・イノベーション・ファームTakramは、表参道のケヤキ並木に面したビルに今年1月スタジオを移転した。以前のスタジオと同様、デザイン設計事務所のDAIKEI MILLSと社員のプロジェクトメンバーでデザイン。同社の緒方壽人さんは、「以前も表参道が拠点でしたが、人数が増え、スタジオが2カ所に分かれていました。そこで、全機能を1カ所にまとめられる場所を探していました」と話す。
新スタジオは3階から5階の3フロア、用途別にフロアを分け、業務がスムーズに進む工夫がされている。3階は、クライアントとの打ち合わせ用の会議室フロアだ。会議室ごとに椅子の高さが異なり、目線の高さが変わるため、部屋の移動で気分転換ができる。また、空間の広がりを感じてもらうために、必ず立ち寄るレセプションエリアは、シンプルでゆとりのあるデザイン。4階のフリーアドレスのフロアでは、進行中のプロジェクトを制作する …