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デザインの見方

80年代から続くビジュアルの新しい刺激

YOSHIROTTEN

April Greiman『Hybrid Imagery』よりDesign Quarterly 133「Does It Make Sense?」

エイプリル・グレイマンの作品を見たのは、おそらく18、19歳の頃。具体的にいつ見たのか覚えてはいないのですが、当時から僕は70~80年代のデザインが好きで、本を見たり、展示を見たりする中で出会ったのだと思います。彼女は元々グラフィックデザイナーなのですが、当時としてはかなり型破りなことをやっていた人。

グラフィックに止まらず、インテリアや建築、環境空間にまで自分の領域を広げて、アメリカ西海岸において新しいデザインのスタイルを作り上げた。晩年はビジュアルコミュニケーターと名乗っていますね。そして誰よりも早くコンピュータを使ってデザインを始めたのも彼女で、デジタルデザインのパイオニアでもある。当時は賛否両論あったと聞いていますが、今見てもかなり斬新なデザインで、とにかくあらゆる面において、新しいチャレンジを続けている人です …

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