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感じるブックジャケット(PR)

1枚の写真から物語が広がるブックジャケット

気包紙 GL-FS ×中臺隆平「JEANS_GARDEN」

電子書籍では得られない紙の本の魅力のひとつが、手触りや質感だ。ブックジャケットをつけられるのも本ならではの楽しさ。このコーナーではさまざまな質感を持つ竹尾のファインペーパーを使用し、そこに多彩な印刷加工技術を掛け合わせることで、触って感じるブックジャケットを提案して行く。

紙の特性がデザインの出発点となった

微妙な色の変化を見せる植物が画面いっぱいに映し出された1枚の写真。その横には、黒箔で押された「JEANS_GARDEN」の文字のみである。「この写真は、ニュージーランドに住む友人からのメールに添付されていたもの」と話すのは、グラフィックデザイナー 中臺隆平さん。

今回使用したのは、気包紙 GL-FS。手に馴染む質感で、高級感が求められる化粧品などのパッケージでの使用を想定された、まもなく発売となる新しい紙である。中臺さんは「この紙ならではの特性が、このデザインの出発点になりました」という。この紙の印刷見本を見たとき、中臺さんは写真の印刷発色の美しさに目が留まった。

「パッケージ用紙としての機能と印刷の仕上がりの良さを兼ね備えた、この紙の特徴を最大限に引き出せるよう、長く愛される"本"のパッケージを目指しました。写真を使った大人なデザインという方向性で考えていたときに、偶然この写真が届いて。その写真のファイル名がJEANS_GARDENでした」とこの写真との出会いを振り返る。行ったことも聞いたこともないこの庭で遊んでいる少年と少女の姿が頭の中に浮かび、物語が始まるような写真とタイトルが今回のブックジャケットにぴったりだと思ったという。

そして、「このブックジャケットの佇まいにふさわしい気がしたので、デザインは複雑なことをしないように心がけました」と中臺さんは話す。

完成したブックジャケットを見て「手触りの良い質感のある紙ですが、思っていた以上に写真の細部がきれいに再現されています。見れば見るほど、このブックジャケットが好きになっていく感じです(笑)」。不思議な魅力を秘めたブックジャケットが、またひとつ誕生した。

フランスのアート雑誌「Arts and patrons」ロゴ

北京にあるラグジュアリーホテル「Chao hotel」ロゴ

トルコのラグジュアリーリゾート「Kaplankaya」のロゴ

    今月使った紙:気包紙 GL-FS L判Y目 215.5kg

    「護る」「運ぶ」「表す」というパッケージ用紙の基本機能を備えつつ、紙本来の風合いをもつ「気包紙」シリーズ。新製品の「気包紙 GL-FS」は印刷面のグロス感を高めより力強い表現を実現します。油性オフセット印刷、UVオフセット印刷が可能な両面塗工品です。
    ※2019年3月発売予定

中臺隆平(なかだい・りゅうへい)
1978年東京生まれ。アートディレクター/クリエイティブディレクター。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、博報堂入社。2008年に退社しロンドンへ。Barnbrook designやWinkreativeで働くとともにLand Ahoy DesignとAnyhowを設立。2018年の10月に帰国し日本で活動を始める。British book awards、AIGA 50 books 50 covers、JAGDA賞など受賞。

編集協力/竹尾

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