岡山県は昨年12月、お笑いコンビ千鳥の2人が旅館の主人と女将に扮し、岡山弁で「お越しください」を意味する「おいでんせぇ」と出迎えるビジュアルでプロモーションを展開した。「晴れの国は、映(ば)えの国でした。」というキャッチフレーズのもと、東京から岡山まで走るキャラバンカーや同県の魅力を収めた写真を投稿する「#映えの国」Instagramキャンペーンも実施している。
その背景にあるのは、昨年7月に西日本を襲った豪雨被害。企画を担当したビザビのクリエイティブディレクター 杉原慶祐さんは、「岡山後楽園や倉敷美観地区など代表的な観光地も人通りが少なくなっていました。その経済的なダメージを少しでも取り戻すため、首都圏を中心とする県外在住者(主に20~40代女性)を対象に風評被害の緩和および観光誘客を図ることにしました」と話す …
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