2018年に60周年を迎えたカンテレ(関西テレビ放送)は、60周年キャンペーンの目玉として、独自のAIロボット「AIハチエモン」を開発し、キャンペーンを盛り上げた。
「AIにボケさせる!」関西流のAI活用に挑戦
カンテレの「AIハチエモン」は、カンテレのキャラクター「ハチエモン」の姿をしたAIロボットだ。頭についているのは相手の声を聞き取る高性能マイク。口の先には笑顔認証機能付きの超小型カメラが仕込んである。IBM社のクラウドAIシステム「Watson」を採用し、あらゆる質問に1000以上のボケで答えるギャグAIを搭載する。
このAIロボットは、カンテレの60周年のテーマ「8ppy!?(ハッピー!?)」に合わせて開発された。「カンテレはこれまで『超えろ』をテーマに企業広告を展開しており、それと60周年の『ハッピー』を掛け合わせた時何ができるかと考え、関西人をハッピーにするギャグAIを開発することを提案しました」とアシタノシカク クリエイティブディレクターの大垣ガクさんは話す。
当初イメージしていたのは、優秀なギャグをディープラーニングで多数読み込ませることで、新ギャグを開発するAIだ …