ユニークなPR動画「ンダモシタン小林」で知られる小林市が、まちづくりゲーム「シムシティ ビルドイット」を使った地方創生プロジェクトを10月に開始した。同ゲームはプレイヤーが市長となり、自分の理想のまちを作り上げていくスマホゲームだ。メーカーのエレクトロニック・アーツ協力のもと、ゲーム内に小林市のまちを再現。地元の高校生たちが理想の小林市のシミュレーションに取り組んだ。市では市職員と地元高校生有志からなるバーチャル組織「シムシティ課」を設立し、プロジェクトを全面バックアップしている。
「ほかの自治体と同じく、小林市も人口流出や若者の低投票率に悩まされています。その原因のひとつは、『自分の住んでいる街の未来が見えない』ことだと言います。そこで、若者たちに地元の未来を楽しく思い描き、地元への理解や愛着を深めてもらうきっかけとして企画しました」と電通 クリエイティブディレクターの鈴木瑛さんは話す …