小学生の頃、将来の夢は漫画家。だから音楽漬けになった中学生のときも、ヒプノシスなどのレコードジャケットを絵画に近い感覚で見ていました。その後、自然な流れで進学先をデザイン系に絞り、美術科のある大学に進もうとしましたが不合格。浪人中にデッサンの予備校に通ったところ、そこで初めてデザインと美術の違いを認識しました。その結果、自分は油絵を描きたいわけではないことに気づき、大学ではなくデザインの専門学校に進学しました。
卒業後、デザイン事務所に就職したときに気づいたのは、「自分はデザインの教育を全く受けてこなかった」ということ。専門学校の2年間は与えられた課題をこなすことが中心で、デザインとは本来どういうものなのか教わらなかった。デザイン史も知らず、デザインがかっこいいかどうかは、音楽を通じた主観で見ていました …
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