ブレーンのカバーを飾るのは、世界の先端を行くクリエイターたちの作品。「BRAIN’S BRAIN」では「Creative Addiction(クリエイティブに夢中)」をテーマに彼らが制作したビジュアルと、オフィスや仕事を紹介していきます。1月号の表紙を手がけてくれたのは、マカオを拠点にするUntitled macaoのデザイナー、Au Chon Hinさんです。
Q1. 表紙のアイデアについて教えてください。
マカオのデザイナーとしてこの表紙をデザインするにあたり、日本のデザインとマカオのデザイン界のつながりを伝えたいと思いました。このインクのしずくは互いに関係性を持っています。これは、私たちが異なる都市にいても、創造的なデザインによってデザイン界にいるデザイナー同士をつなげられることを意味します。加えて、しずくはデザインと人々とのつながりも意味しています。創造的なデザインは、常に人々のために提供されるものです。
Q2. そのアイデアはどのように生まれましたか。
細胞のイメージにインスピレーションを得ました。私は、よいデザインとはクリエイティビティとコンセプトが適切に構築され、整理された状態であると思っています。新しいデザインやデザインのバリエーションを生み出すために、その構成は本物の細胞のように変化します。
Q3. 日本の広告やデザインについてどう思いますか。
デザイナー個人のスタイルや個性が日本のデザインを優れたものにしていると思います。日本のデザイナーは個人的なスタイルを持ちながら、日本らしい表現をします。しかし中国のデザイン市場にとって、それは難しいのです。それが日本の広告デザインが優れていると感じる理由です …