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2018年に起こった広告界の新しい動き

AD TREND 2018

編集M:2018年も広告会社、制作会社に新しい動きが見られました。

編集長:アサツー ディ・ケイは今年からクリエイティブブティックを複数立ち上げる「ブティック・サテライト構想」を始動しています。7月には若手クリエイター6人が独立して「CHERRY」を設立。さらに、ジオメトリー・グローバル・ジャパンから三寺雅人さんが加入し、2019年1月に新たなブティックが開設されるようです。

編集M:既存の会社が行った組織再編では東北新社が企画演出、編集のメンバーを統括した「OND°」という組織を立ち上げ、外部との協業を増やしています。

編集長:会社の垣根を超えてクリエイターが活躍する場が増えるので成長につながり、業界全体の底上げになりますね。

副編集長:サイバーエージェントの新しい協業も目立っていましたね。PARTYと合弁会社「CYPAR」を立ち上げたり、佐藤雅彦さん、仲畑貴志さんらトップクリエイターとの連携も発表しています。

編集M:その目的は、クリエイティブ表現の強化にあるみたいです。インターネット広告においても、コピーライティングのスキルが求められるようになってきたのですね。

副編集長:これまではデジタル領域での表現や施策を中心にしていた会社が、いまキャンペーンやブランディングなど従来の広告会社と同じ役割を担い始めています。これは必然的な流れだと思うので、今後デジタル系エージェンシーにとって共通する課題になるのではないでしょうか。

編集長:そこに対するサイバーエージェントの動きの早さはさすがですね。PARTYはほかにも、スマイルズ 代表取締役社長の遠山正道さんとコラボレーションして、アートを支援する新しい事業を始めるみたいです。

    エージェンシー・制作会社の新組織

    アサツー ディ・ケイよりデジタルやPRに強みを持つ次世代クリエイター6人が独立して設立したクリエイティブの新会社。従来の広告表現の枠組みに捉われないジャンルレスなアイデアによって、「ブランドと世の中の最適な関係づくり」を実現していく。


    東北新社社内の企画演出、編集を1つにまとめた新組織として、ディレクター33人、プランナー10人、エディター15人の計50人を超える映像クリエイターが所属。クリエイター個人に指名が入れば、東北新社以外のチームに参加できる仕組みになった。


    サイバーエージェントとPARTYが共同出資で新会社「CYPAR」を設立。クリエイターとAIが共存するクリエイティブプロセスの研究開発をすると共に、企業およびクリエイターにソリューション提供する。


    スマイルズの代表取締役 遠山正道とPARTYがアート支援を行う新会社「The Chain Museum」を共同出資で設立。個人とアーティストつなぐプラットフォームや作品をキュレーションし、空間の設計などを行っていく。


    コピーライターの仲畑貴志さんと共に、コピーライター30名の採用プロジェクトを開始。月刊『ブレーン』で毎月採用コピーおよびクリエイティブを掲載中。


    佐藤雅彦研究室の卒業生を母体としたクリエイティブ・グループ「ユーフラテス」、デザインチーム「CANOPUS(カノープス)」と共に、広告クリエイティブにおける表現の共同研究を開始。

同じ職能でつながるコミュニティ型の組織

編集長:フリーランスの再編で新たな組織を設立する動きもありました。

副編集長:ディレクターとエディターが集まった「CONNECTION」は、企業と言うよりコミュニティに近いと思います。名刺は持っているけど、提携メンバーのような組み方で、フリーで仕事を受けてもいいし、CONNECTIONとして受けてもいい仕組みになっています。

編集長:同じ職能のクリエイターたちが自ら発信をして業界を変えていこうとする流れはありますね。会社ではありませんが、制作会社4社のプロデューサーが発足した「Beyond」も新しく生まれた横のつながりです。その目的はプロデューサーやプロダクションマネージャー職の魅力発信。あとはナレッジ共有を共有することで、業界全体でスキルの向上と仕事の効率化を図っていくようです …

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