カナリアでは近年、日本企業が海外進出する際に仕事の依頼を受けるケースが増えている。今年10月、パリにオープンした日本発のサロン「EN」の仕事について、代表の徳田祐司さんに聞いた。
美容都市パリに認められるサロンを
東京、大阪、パリに拠点を構え、美容液のシングルエッセンスを中心にコスメ分野で活躍するレノア・ジャパンが、新たなブランド「EN」のサロンを今年10月、パリに開設した。
カフェやアートギャラリーが立ち並ぶオデオン地区の16世紀に建築されたセラー(倉庫)を改良したカウンセリングルームには、100種類を超える美容原液が整然と並ぶ。訪れた客は、カウンセリングを受け、経験豊富なエステティシャンによって自分に合った美容液をブレンドしてもらい、トリートメントが受けられる。できあがった美容液は、ボトルキープや持ち帰りもできる新しいスタイルのサロンだ。
「EN」のネーミングは、「美しく均衡のとれた形である"円"」「人と人をつなぐ"縁"」「エステティシャンの職人としての手技"演"」「ソワンによって整えられた肌に現れる"艶"」など、日本語で「EN」の音が持つさまざまな意味を掛け合わせている …